2008年1月9日水曜日

農業協同組合は必要か?

1回目のブログを書いてから1週間が経ちました。
週2回の更新というのはキツイかも分からん。

最近、よく思うのが農業協同組合という組織は必要なのだろうか?
ということ。


よく「農協のための農協」とか「農協は仕事をしていない」
といった批判を耳にすることがある。

ここで敢えて注意したいのは
農協の「機能」と「組織」は
分けて考えるべきではないだろうかということ。

親父とも話をするなかで、
また自らが経営していくと仮定したときに
農協の持っている機能は
農家にとって非常に重要であるということを感じるのも確か。

購買であったり金融であったり。

やはり個々の農家単独では非効率な資材の購入であったり
生産物の販売を
農協が一括して取りまとめることによって
効率化が図られているという側面もあるように思える。


しかし、農協はあくまでも組合組織である。
農家の集合体である。

一企業として考えたときに
農協という企業の経営力・競争力はいかがなものか?
という疑問がある。

どこの農協も同じだとは思うが
農協の組合長(民間企業でいう社長)は農家が務めている。

農家はあくまでも家族経営。

家族経営で意思決定及び業務の実行は基本的に自分、
人を動かす能力があるようには思えない。

ましてや組合という性格上、
トップダウンが認められる企業文化にはないであろう。

この2点を考えると、
効率的な農協の運営は行われにくいのではないだろうか
と考えざるを得ない。

そして、農協運営の非効率さが
農協批判につながっているのではないだろうか。


そこで常々俺自身が考えていることだが
組合から株式会社へ組織体を転換してはどうだろうか。
「農業協同組合」から「農業株式会社」へ。

株式会社という社長がリーダーシップを当たり前の形態に転換し
企業経営に精通した人材をトップに据えることで
経営の効率化が進められるようになると考えられる。

しかしその一方で企業として利益をただ追求することになり、
農家の利益にならなくなるのではないか?
という批判も考えられる。

しかし、会社にとっての主な顧客は
農家ということになる。

顧客に対して何らかの価値を提供できなければ
企業は存在し得ない。
すなわち農家に対しての価値最大化に
企業として務めるようになると考えられる。

そうすれば新しいサービスであったり
事業が創造されると共に、
企業経営の効率化が図られるようになるのではないだろうか。



農協のあり方に関してはまだまだ議論の余地があるとは思うが、
株式会社も選択肢の一つではないだろうか。

いかがなもんでしょう?

3 件のコメント:

Unknown さんのコメント...

書き込みおはつです+あけおめです。

その地域により農協のありかたが数多有ると思いますが、自分にとってはまだ必要だと思います。
まだ頼りたいと思っている自分が情けないですが。

トップが農家の親父というところで、足踏みしている部分があるんでしょうね。
とある外国の協同組合は企業でした。
トップ、経理、販売などそれぞれ、専門の知識をもっている又は、能力がある人をヘッドハンティングしてきてることでしたよ。(そんなところとは競争できるわけがない)

それと、馴れ合い人事などで職員は増えるけど、経営は良くならないとか、無駄な部分もあったり。
金融関係にも手を広げすぎているなど、そとからの批判も喰らいまくりですね。


企業化には賛成できるけど、多分、全ての農家がついて行けないのではないかと不安ですね。
個々が経営者であれば、問題ないですが、半小作人であれば


長文かけないので中途半端ですみません。&的外れであれば御免なさい

代表 さんのコメント...

カキコどうもです!

農協の事業そのものは頼る、というか積極的に利用すべきものだと思いますよ!
問題は農協の組織のあり方かと。

企業として協同組合を経営している国があるんですね。どこだろ・・・。

半小作人化している農家を残すべきかどうかということに関して議論の余地があるとは思いますが、ある程度ふるいにかけるという意味では有効だと思っていますよ。

すごく参考になります!
今後とも積極的にカキコよろしくです。笑

Unknown さんのコメント...

西のほうの都の大学3年生です。

私も農業の協同組合は間違いなく必要だと思います。
特に販売・金融について、単位農協レベルのものは絶対必要です。
ただ、既存の単位農協ではなく、生産者組合的なものでも効果的なのではないかと考えています。

また、全農が必要かというと、少し疑問を感じます。


私も総合商社に就職しようと考えており、将来的には単位農協を買収できないかと考えています。
やはり、農業というものの特性上、各地域に精通している単位農協職員というものは、貴重な人材だと思いますし。


通りすがりですが、共感したのでコメントしました。