最近、ちょいと気になるのが乳価引き上げの話。
穀物の価格が高騰の影響を受けてか
酪農家を直撃しているらしい。
で、ホクレンと乳業メーカーの間で生乳の価格が
8%増の79.2円になることで妥結したらしい。
(by1月25日道新)
しかし、道新のスタンスは疑問が大きい。
酪農が他産業に与える影響が大きいので
国や道は積極的に支援すべきだと。
う~ん・・・。
違和感を覚える。
まぁ、この道新のスタンスはさておき、
乳価を上げるのは確かに止むを得ないことであろう。
しかし、牛乳は他の飲料と比べて高い。
メグミルクの希望小売価格は実は230円だったようだ。
まぁ、値上がりして240円になるようだが。
生協で1本200円弱だったかな。
ここで疑問が沸く。
何故、生乳の価格はリッター当たり
79円なのに店頭では200円近くなってしまうのか。
製品化、流通の過程で
どうしてもマージンその他の経費が発生するため
であるのかもしれない。
それはそれで仕方ないとして、
乳業メーカーは牛乳市場が縮小している現状を
どうとらえているのだろうか。
仕入れ価格が上がったから価格に転嫁せざるを得ない。
これはある意味当然の姿勢だが、
値上げに伴って市場の縮小に拍車がかかってしまう
のではないだろうか。
ミルクランド北海道は結構、
白いプリンも北海道の菓子メーカーがやってるだけ。
あれ?乳業メーカーは??
乳業メーカーにおいて
牛乳・乳製品の市場を広げる取り組みが
進んでいないように思うのは俺だけ?
まぁ、このまま行けば牛乳の市場が縮小して
結局価格を下げざるを得なくなってその影響が
酪農家に行く。
そうなれば酪農家はやっていけなくなって
廃業に追い込まれてしまう。
もちろん価格引下げでメーカーの経営も苦しくなって
廃業の危機に立たされるかもしれない。
そんなシナリオも考えられる。
乳業メーカーと酪農家の
企業努力が問われているように思います。
2 件のコメント:
代表の抱いている疑問(トピック)にとても共感を覚えます。特に私が感じるのは、農作物の生産時点での価格と末端価格があまりに大きいと感じること。私はウェブを使って将来、食料流通を変える事業をやりたいと考えています。食料自給率の低下に関しても、戦後史から食管法、農協、WTOなど、様々な原因が重なっておこってきているように感じます。農家の方々はどのように感じておられるのでしょうか。もっと実際のところを知りたいですが、mどうやったら知ることができるか分かりません。なんか良い文献でもないものでしょうか。なんか牛乳から離れてしまいましたが、代表の投稿、毎回楽しみに読ませて頂いています。
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