2008年7月29日火曜日

外部環境に適応せよ。

WTO交渉はいよいよ大詰め?
結局のところ重要品目は4%+2%といったところか。

日本農業の行く末は・・・。


いままで農業の衰退が問題になってはいたものの
抜本的な対応を取らなかったツケがこれからくるか。

農業の問題=農業生産(者)の問題
という認識が強い気がするけど、農業は生産者だけの問題ではない。

流通、機械、資材、加工・・・etc。

農業生産を取り巻くもの全てを見なければならない。


農業経営のあり方だけ見たって「木を見て森を見ず」の議論だよ。

農業生産を取り巻く全ての仕組みを見直して
再構築しなければならない。

小手先の対策をとっても仕方がない。

パラダイムシフトというか、イノベーションというか。



だからといって、多面的機能を強調したとて知れてる。
原理原則論が重要。

本質はなんだ?農業の使命とは?

シンプルに考えれば分かること。
「人々が生きるために必要な食料を生産すること。」

これに尽きる。


この使命を最大限果たすためにはどんな仕組みがいい?

今、今後5年10年見通したときに
どんな仕組みを構築して実行すればいい。

その仕組みがひずみを生むようになったら修正すればいい。


「いままでは・・・だった。」

そんな議論どーでもいい。

いま、最適な手段を選択し実行すればいい。


それをやらない限り、衰退するのは必至。

外部環境の変化に対応できない者は淘汰されるのが自然の摂理。



日本農業は外部環境(貿易自由化、食生活の変化等)の
変化に対応できていないから
今の状況に陥ったのではないだろうか。

逆に考えれば、
外部環境の変化に対応した仕組みを構築できれば
日本農業の繁栄が可能。

そこには腐るほどビジネスチャンスが眠っているはず。



生産者、農協、行政など農業を取り巻く全ての機関が
今までの仕組みを維持しようとする限り日本農業に発展はない。

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