最近になってよーやく
食料自給率が低いということがマスコミでも
取り上げられるようになった。
日本の食料自給率はご存知の通り39%(カロリーベース)。
ここ5年くらいずっと40%だったのが
今年になって39%と40%を割り込んだ。
ただ、この自給率の話、
あまり数字にこだわらない方がいいと思えてきた。
と、いうのも40%だろうが39%だろうが、
そこには大して意味はない。
この数字が示す重要なポイントは
「日本人の腹を自国の食料で満たそうと思ったら半分も満たせない」
ということにある。
しかしだ、今の日本での食生活において
40%という数字に実感が持てるだろうか。
恐らく持てないだろう。
何故か、コメとパンの製造表示にその答えの手がかりがある。
コメは○○産米といった具合に
どこでとれたコメか分かるようになっている。
しかしパンの場合はどこの工場で作られたかは分かっても
原料である小麦の原産地がどこか丸で分からない。
それじゃ、実感が持てなくても仕方ない。
生鮮物なんかは原産地表示されているが
加工されたものは原産地の表示がない。
それじゃ感覚としてどれくらい海外の食料に依存しているのか分からない。
数値的に自給率が低いことを言うよりも
感覚として自給率が低いと言うことを認識させるような
取り組みの方が重要ではないだろうか。
そう考えるとパンや豆腐、味噌、コーンフレークといった
加工食品は原料の生産地表示を義務付けるべきだと思えてきた。
それだけで消費者サイドとしては
無意識のうちに生産地を意識するようになるのではないだろうか。
そこで俺が前々から言っている主張だが、
大学生協や外食産業なんかで自給率表示すると面白いと思う。
栄養表示できるんだから可能でしょ。
そしたら自給率を意識させられてしまうように思う。
事実、栄養表示は何故か気になるし。
特に塩分とか。(高血圧の血統なもんで。笑)
とにもかくにも、自給率を向上させるのであれば
まず感覚として自給率が低いことの実感がないのだから、
これを実感させる取り組みが必要である。
そう思う。
2 件のコメント:
はじめまして。
TeamLAP(http://www.teamlap.net)の中村と申します!
JASCのHPからこのブログを見つけました。
確かに、「自国の食料じゃ腹の半分も満たせない」という実感は今の国民には欠けているかもしれませんね。
しかし、今年の餃子問題以降、食品(特に中国産)の輸入の減少による国産品使用の増加、世界的な穀物価格の暴騰により、
食べ物の値段が劇的に上がっています。
消費者も、この価格の上昇は身近に感じているのではないでしょうか?
この原因が、「世界的な穀物価格の暴騰」だけではなく、世界の食糧事情にこうも左右されてしまう、「自国の低すぎる穀物自給率」にあることに気付いてもらうことができれば、もっと日本国民に危機意識を持ってもらうことができるのでは、と個人的には思っています。
さて、話は変わりますが、JASC2008、めっちゃ面白そうですね!
是非、参加させていただきたいと思っています!
というか、参加申し込みはすでに済ませてしまいました。笑
ところで、現地の集合時間・解散時間はもう決定していますでしょうか?
飛行機のチケットを取る都合上、教えていただきたいと思います。
(本来はこの場で申し上げることではないのですが、問い合わせ用メールアドレスがあて先不明になるので・・・)
よろしくお願いいたします。
中村さん
JASC実行委員会の佐藤です。
コメントありがとうございます☆
集合は25日14時、解散は29日13時、いずれも札幌駅、といった予定です。
解散については若干の変更が伴う可能性があるので余裕を持ってチケットを取っていただけると幸いです。
期待に応えうるイベントを創りますので、是非楽しみにしていてください☆
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